オオシラホシアツバってどんな虫?
マルシラホシアツバに似ていますが、目立った白色の紋の形が「くの字」をしているのが一番大きな違いになります。
ヤガ科
昆虫の分類でチョウ目に含まれ、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる中の「ヤガ科」にオオシラホシアツバは含まれます。
ヤガ科の昆虫たちは、なんと1000を超える種類が確認されているそうで、とても大きな分類群であることがわかります。
漢字で「夜蛾」と書きますが、昼間に活動するものもいます。
オオシラホシアツバの生態
オオシラホシアツバなど、蛾の仲間は「完全変態」をする昆虫です。
完全変態とはサナギの期間があることで、幼虫時代と成虫とでは大きく姿が変わることが特徴的です。
年に1~2回発生をし、2回目に発生した個体は小型になる傾向があるようです。
光に集まる
光に向かって飛んでいく習性のことを走光性と呼びます。
オオシラホシアツバの成虫にも走光性があり、灯火などにやってきます。
幼虫の食べ物や餌(エサ)は?
クリやクヌギなどブナ科の植物の枯れ葉を食べているようです。
生葉を食べているものも見つかっており、飼育下では与えれば生葉も食べます。
オオシラホシアツバの分布や生息環境
本州から九州まで分布し、灯火などにやってくるのを見かけます。
一部図鑑では南西諸島の記載もありますが、表記されているものの多くは本州~九州でした。
国外では、朝鮮半島、中国、ロシア南東部に分布しています。