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チャマダラキリガってどんな虫?
冬に見られる冬夜蛾(キリガ)の中で11頃~春先まで見ることのできる昆虫です。
模様の変異幅が大きく、最初に見かけたときにはすべて違う種類の蛾だと思って図鑑とにらめっこをしていました。
特徴を覚えてからは、色んな模様のチャマダラキリガに会えるのが楽しくなってきます。
ヤガ科
昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる一群です。ヤガ科の昆虫たちは、なんと1000を超える種類が確認されているそうで、とても大きな分類群であることがわかります。
冬夜蛾(キリガ)として、冬に見られる蛾の仲間で「キリガ亜科」に分類されています。
チャマダラキリガの特徴
模様の変化が大きく、羽の中央付近に2つある「腎状紋(じんじょうもん)」と呼ばれる形の斑点も、明るい色から黒くなるもの、ほとんどわからなくなるようなものまで様々です。
羽の前端にある四角いひし形模様があることと、羽の先のギザギザが大きいことで区別できます。
似た種類の「クロチャマダラキリガ」も模様の変化が大きいのですが、ひし形模様は現れず、羽の先のギザギザも弱くなっています。
触角はオスもメスも糸状です。
いろいろな模様のチャマダラキリガ
生態や行動
食べ物や餌(エサ)は?
幼虫の生態はよくわかっておらず、寄主植物も未知となっています。
生息地と分布
本州から九州まで見られますが、本州では石川県や宮城県から南の方で生息しています。
海外では朝鮮半島の南部で記録があるようです。