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オオウンモンクチバってどんな虫?
三角形に羽を閉じて止まる面白い蛾の仲間です。
基本は夜行性の種と思われ、夜間の灯火に集まってきたりします。
しかし、昼間にも見かける昆虫で、撮影していると飛んで出てくることがあります。
ただ、草の下の方の部分に隠れるのが好きな印象で、近づいていくとすぐに逃げていきます。
昼間はちょっと神経質になっているのかもしれません。
ヤガ科
昆虫の分類でチョウ目に含まれ、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる中の「ヤガ科」にオオウンモンクチバは含まれます。
ヤガ科の昆虫たちは、なんと1000を超える種類が確認されているそうで、とても大きな分類群であることがわかります。
漢字で「夜蛾」と書きますが、そんなにたくさんの種類がいると夜に活動するものばかりでもありません。
オオウンモンクチバは、夜にも昼にも活動しているのを見かけることがあります。
オオウンモンクチバの特徴
「ウンモンクチバ」と名前に入るものの中では一番大きな種類です。
前羽は色彩の変化が大きいですが、他の種類よりも赤みを帯びていることが多いです。
ちなみに、後ろの羽は多種よりも淡色です。
そして、前羽の先の方に入る黒い模様ですが、にじんだ様になっているのも本種の特徴です。
オオウンモンクチバの生態
幼虫の食べ物、餌(エサ)は?
幼虫の時期の食べ物はマメ科の植物を中心に食べ、クズやフジなどで観察されているようです。
国外のものだと、オヒシバ(イネ科)やエニシダ(マメ科)などを食べて成長していることが知られています。
オオウンモンクチバの分布や生息環境
本州から南西諸島まで広く見られます。
国外では、インドからオーストラリアと太平洋地域の熱帯に広く分布する昆虫です。