昆虫をテーマにしたクイズ!
月刊ムシミルでは昆虫を題材にしたクイズ、「ムシミルクイズ」を毎月掲載しています。
第9号でも、色んな昆虫からクイズを出題しています!
こちらは、クイズの内容をもっと詳しく解説したページになります。
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昆虫知る見る「月刊ムシミル」
さぁ、全問正解できたかな?
Q1.コガタルリハムシの卵。何日くらいで孵化(ふか)するかな?
Q1.答え 「A」
コガタルリハムシは成長速度が比較的早い昆虫で、メス♀が産卵してから一週間経たないうちに孵化(ふか)が始まりました!
なので答えは「A」の一週間くらいになります。
※Aの1週間が1周間になっているのは誤字ですね・・・ すみません。
Q2.何に寄生していたかな?
Q2. 答え「A」
昆虫の世界も激しい生存競争が繰り広げられています。
昆虫の中には他の昆虫に寄生して成長するものが多くいます。
特に寄生蜂(きせいばち)や寄生蝿(きせいばえ)が有名ですが、昆虫の種類の数だけ寄生する昆虫がいるのではないかと言われるくらいです。
写真の昆虫はハエの仲間ですが、チャバネアオカメムシというカメムシの仲間に寄生します。
ですから答えは「A」になります。
冬の間に見つけたチャバネアオカメムシがいたのですが、冬の間の様子を観察しようと思ってみていたら、ある日見覚えのない蛹(サナギ)がひとつ。
観察していたカメムシはみんな生きていたので、最初はなんだかわかりませんでした。
あとから調べると、チャバネアオカメムシに寄生して成長した「マルボシヒラタヤドリバエ」とういことがわかりました。
寄生されると、カメムシは弱りますが、すぐに死んでしまったりはしないんです。
寄生する相手のチャバネアオカメムシが減ると、マルボシヒラタヤドリバエも困るので殺しきらないのではないかといった話もあります。
それでも、寄生されたカメムシは幼虫が脱出した後には死んでしまいます。
寄生する昆虫は特定の種類にしか寄生しないものが多く存在しています。
昆虫の世界も複雑ですね。
Q3.不思議な突起はどうやってできた?
Q3.答え 「B」
ハエ目のハエやアブの大きな特徴の一つにこの突起があります。
これは「平均棍(へいきんこん)」と呼ばれる器官で、飛ぶ時にバランスをとる役割があるようです。
飛ぶときにバランスを取る役割があることが答えられていたら◎でした!
ハエやアブの仲間にはこの平均棍があるのですが、これは後ろの羽が進化(退化?)したものになります。
縮んだが正確な表現かはわかりませんが、もともとは羽だったものが発展した形なんですね。
ハエやアブの仲間には、ハチにそっくりな姿をしたものが多くいますが、羽が左右に一つずつしかなかったり、この平均棍が確認できるとハチではなかったとわかることもありますよ。
(ハチの仲間は前羽と後ろの羽で、4枚確認できます。)
Q4どんな成長をするのかな?
Q4.答え 「B」
変わった幼虫ですが、実はタマムシの仲間の幼虫です。
答えは「B」になります!
クズの葉に潜って成長するので、意識しないと見つけることは困難です。
しかし、クズの葉っぱに潜っているところは茶色くなっているので、知ってさえ入れば見つけるのはそんなに難しくないんですよ!
成長すると、小さなチビタマムシの成虫が出てきます。
クズノチビタマムシという、実は身近なタマムシの仲間です。
さぁ、今回は何問正解できたかな??
今月のクイズはこれでおしまい!
ちょっとでも楽しみながら昆虫のことを知ってもらえると嬉しいですね。
また、外で見かけた時には観察してみてください!
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