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シロフフユエダシャクってどんな虫?
早春のフユシャクで2月中ごろから見かけるフユシャクです。
雑木林では比較的多く見る種類で、都市部の緑地公園などでも見かけます。
羽の変化は大きく、違う種類だと思っていたものがどちらもシロフフユエダシャクで驚いたこともあります。
シャクガ科
昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる一群にシャクガ科はあります。シロフフユエダシャクはその中の一種です。シャクガの幼虫はまるで尺(しゃく)を取るように移動することが知られており、尺取虫(しゃくとりむし)の愛称で親しまれています。
その中でも、冬にだけ姿を表す本種は「フユシャク」の仲間として親しまれています。
シロフフユエダシャクの特徴
オスの羽は、大きさから色彩斑紋までかなりの変異が見られます。
よく見られるのは、羽の横線が明瞭で明るい色のものですが、他にも先模様が不明瞭になるものや、色が灰褐色で少し暗くなるものまでいます。
メスはごく小さな羽を持ったフユシャクです。
生態
幼虫の食べ物や餌(エサ)
幼虫はブナ科の植物を食べるシャクトリムシです。
交尾
日没後比較的早い時間に配偶行動を取ることが多いようです。
低い位置にとどまって交尾をしていることもあるので、根本や周辺などでも見られます。
分布や生息環境
北海道から九州まで見ることができます。
国外では、朝鮮半島、中国、台湾にも分布します。