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チャバネフユエダシャクってどんな虫?
雑木林などで見かける幼虫で、初夏の頃によく見られるようです。
私は近所の都市公園で、4月の下旬に見つけたので、地域や気候によって出現時期はかなりずれるようです。
フユシャクの仲間なので、成虫も冬の時期に姿を見せますが、早いところでは11月頃~1月頃まで姿を現します。
シャクガ科
昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる一群にシャクガ科はあります。チャバネフユエダシャクはその中の一種です。シャクガの幼虫はまるで尺(しゃく)を取るように移動することが知られており、尺取虫(しゃくとりむし)の愛称で親しまれています。
その中でも、冬にだけ姿を現す本種は「フユシャク」の仲間として親しまれています。
チャバネフユエダシャクの特徴
オスの羽は茶色ですが、明るいものから濃い茶色まで変化があります。
メスは羽を持たず、白色の地に黒い斑紋が目立つので「ホルスタイン」との愛称もあるようです。
斑紋には変化があり、黒い部分がくっついて大きな模様になるものも見られます。
生態
幼虫の食べ物や餌(エサ)
幼虫はいろんな葉っぱを食べることができる広食性のシャクトリムシです。
交尾
日没後すぐには配偶行動に移らないようで、少し遅い20時頃にも注意して探すと見つかるようです。
成長
幼虫
腹面が黄色い色をしているのが特徴的ですね。
シャクガの幼虫なので、尺を取るように動きます。
前蛹(ぜんよう)
蛹(サナギ)
分布や生息環境
北海道から南西諸島まで全国的に見ることができます。
国外では、朝鮮半島、中国、台湾、ロシア南東部にも分布します。