小さな命に輝きを感じる瞬間を「月刊ムシミル」

フサヒゲオビキリガ

フサヒゲオビキリガの写真

写真ギャラリー

ふわふわです(大阪)

枯れ葉にとまっていた(大阪)

オス♂の触角は櫛状

羽を立てると印象が変わって見える

オス♂

オス♂

オス♂

オス♂

オス♂

メス♀の触角は糸状

メス♀

メス♀

メス♀

メス♀

フサヒゲオビキリガ

ヤガ科まとめ 夜蛾図鑑

キリガの仲間まとめ 冬夜蛾図鑑

フサヒゲオビキリガってどんな虫?

秋の終わり頃から3月頃まで見られる冬夜蛾(キリガ)の一種です。
雑木林や、都市部の緑地公園などでも出会うことのできる昆虫です。

フサヒゲオビキリガの写真
枯れ葉に止まっている

ヤガ科

昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる一群です。ヤガ科の昆虫たちは、なんと1000を超える種類が確認されているそうで、とても大きな分類群であることがわかります。

冬夜蛾(キリガ)として、冬に見られる蛾の仲間で「キリガ亜科」に分類されています。

フサヒゲオビキリガの特徴

キリガの仲間は見分けのつきにくいものも多いです。
フサヒゲオビキリガの特徴をいくつか記載します。

  • 腎状紋、環状紋は明瞭
  • オス♂の触角は櫛状
  • 後翅は暗色
  • 亜外縁の黒点列は明瞭
フサヒゲオビキリガの画像
フサヒゲオビキリガの画像
横から
フサヒゲオビキリガの画像
斜めから
フサヒゲオビキリガの画像
斜めから
フサヒゲオビキリガの画像
上から
ちらっと見えた後翅(こうし)。黒っぽい後翅をしているのがわかります。

オス♂とメス♀

オスの触角が櫛状(くしじょう)に広がっていますが、メスは糸状の触角です。

フサヒゲオビキリガの写真
オス♂:触角がふわっとして見える
フサヒゲオビキリガの写真
メス♀:触角は糸状

生態や行動

食べ物や餌(エサ)は?

幼虫はカシワ、クヌギ、サクラ類などを食べます。
成虫は人口の糖蜜などにやってきますので、樹液や花のミツなどを吸っているようです。

フサヒゲオビキリガの写真
糖蜜にやってきた
フサヒゲオビキリガの写真
ストロー状の口器(こうき)を伸ばしてミツを吸っている

見つけ方?

糖蜜にやってきますが、灯火にやってくることはないようです。

フサヒゲオビキリガの写真
フサヒゲオビキリガの写真
フサヒゲオビキリガの写真
フサヒゲオビキリガの写真

成長

フサヒゲオビキリガの卵の写真
フサヒゲオビキリガの卵

生息地と分布

北海道から九州まで見られます。
海外では朝鮮半島、ロシア南東部にも分布します。

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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