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シロオビフユシャクってどんな虫?
山地では11月頃から見られるようですが、平地では1月頃に見られるフユシャクの仲間です。
初めてみたのは、1月の下旬。
木の保護用ネットに止まっている本種を見つけました。
明るめの灰褐色の地色に、白い模様が入っているのが素敵なデザインです。
シャクガ科
昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれるもののなかの一群にシャクガ科はあります。シロオビフユシャクはその中の一種です。シャクガの幼虫はまるで尺(しゃく)を取るように移動することが知られており、尺取虫(しゃくとりむし)の愛称で親しまれています。
その中でも、冬にだけ姿を現す本種は「フユシャク」の仲間として親しまれています。
シロオビフユシャクの特徴
前翅の地色は灰褐色で、白色の外横線が特徴的です。
山地性のものでは、地色が濃い目で白い線が不明瞭になる個体も出現するようです。
メスは羽を持っていません。
オス♂
メス♀
生態
幼虫の食べ物や餌(エサ)
幼虫は広食性でいろんな植物につきますが、クヌギやコナラなどのブナ科やサクラなどのバラ科植物でよく見られます。
成長(成虫のオスとメス)
成虫
オス♂
メス♀
分布や生息環境
北海道から屋久島あたりの南西諸島まで全国的に見ることができ、海外では朝鮮半島、中国、ロシア南東部にも分布します。
平地から山地まで広く見られ、都市部の公園などでも見ることができたりします。