毎月昆虫に出会える!「月刊ムシミル」

1号「月刊ムシミル」クイズの解説

カメムシをテーマにしたクイズだよ!

月刊ムシミルでは昆虫を題材にしたクイズ、「ムシミルクイズ」を毎月掲載しています。
記念すべき1号では、カメムシをテーマにしたクイズを出題しました!

クイズの内容をもっと詳しく解説したページになります。

全問正解できたかな?

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Q1 肉食のカメムシはどっちかな?

ムシミルクイズ1号01画像

Q1.答えは 「A」!!

赤いカメムシが2種類!
派手な配色がカッコよいのですが、毒々しくも見えますね。

カメムシの仲間の中でも「サシガメ」と呼ばれる仲間がいます。
Aのカメムシは「アカサシガメ」と呼ばれるカメムシで、肉食なのです。

Bのカメムシは「アカスジカメムシ」と呼ばれるカメムシで、セリ科の植物などでよく見つかるカメムシです。

アカサシガメの写真
アカサシガメの捕食

写真はアカサシガメが昆虫を捕らえて食事をしているところです。
太く発達したストロー状の口を挿し込んで、体液を吸っています。

Q2 カメムシの卵はどっちかな?

ムシミルクイズ1号02画像

Q2.答えは 「A」!!

カメムシの卵は見たことありましたか?

1個ずつバラバラに産卵する昆虫もいますが、カメムシの多くは何個かの卵を一箇所にまとめて産卵します。
Aの卵は少し成長が進んだ「キマダラカメムシ」の卵ですが、大きな特徴があります。
黒く三角に見えるものがありますよね?

卵蓋破砕機(読み方:らんがいはさいき)と呼ばれる構造物が卵の中にあるのです。
これを缶切りのように使って、上部がフタのようにパカッと開いて孵化(ふか)してきます!

Bは最近観察していた「タケノホソクロバ」と呼ばれる蛾(ガ)の仲間の卵です。

キマダラカメムシの写真
孵化(ふか)した後の卵の様子。

こんな不思議な構造物が卵の中に入っていることに驚きますね!
フタが見事にパカッと割れています。

Q3 カメムシの仲間じゃないのはどいつかな?

ムシミルクイズ1号03画像

Q3.答えは 「B」!!

最後の問題は、仲間はずれを探すクイズでした!
カメムシ目と呼ばれるカメムシのグループはとても数が多いので、色んな種類の昆虫がいるんですね。

ちょっとだけいじわるしたのが、Aのセミの画像を幼虫にしたことです(笑)
ちなみにクマゼミの幼虫ですが、セミの仲間はカメムシの仲間です。

答えは「B」なのですが、シデムシの仲間は「コウチュウ」と呼ばれるグループに入っています。
コウチュウ目には「コガネムシ」「クワガタムシ」「タマムシ」などが含まれていて、シデムシの仲間もそこに入っています。
ちなみにこのシデムシは「オオヒラタシデムシ」と呼ばれる、シデムシの中でもよく見られる昆虫です。

Cのタガメはカメムシの仲間の中でも有名な昆虫です。
昔は田んぼなどで普通に見られたそうですが、今では法律で売買なども禁止されています。
水中で見ることができる「水性カメムシ」の中でも、大きく力強いタガメは水性カメムシの王様といっても良いかもしれません。


今月のクイズはこれでおしまい!
ちょっとでも楽しみながら昆虫のことを知ってもらえると嬉しいですね。
また、外で見かけた時には観察してみてください!

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

昆虫の面白い!魅力たっぷり!
たくさんの人にそれを知ってもらうことで、人も昆虫もよりよい未来を築いていけたらと思ってこのサイト「ムシミル」を運営しています。

カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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