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クロツヤミノガ

クロツヤミノガの写真

写真ギャラリー

壁についていた

細長いミノ

冬は幼虫で越冬しています

ミノガ科まとめ 蓑蛾図鑑

クロツヤミノガってどんな虫?

特に冬、コンクリートの壁や人工物にくっついているのを見かけます。
細長いミノを作るミノムシです。
人工物についていると目立つだけで、樹木や枝など色んなところで見つかります。

冬はミノの中で幼虫で過ごして、春になって暖かくなると活動をはじめ、摂食活動を行ってからサナギになります。

ミノガ科

昆虫の分類でチョウ目に含まれる、一般的に「蛾(ガ)」と呼ばれる中の一群です。ミノガ科の昆虫は、幼虫時代にミノを作って生活しているのが特徴的で、幼虫は蓑虫(ミノムシ)と呼ばれています。

クロツヤミノガの特徴

クロツヤミノガの蓑(みの)

ミノは細長い円錐形(えんすいけい)で、表面は比較的なめらかに作られています。
材料には、細かくちぎった葉っぱや茎を使っています。

中に入っている幼虫の頭部は、薄い黄色をベースにしていますが、黒い褐色斑が複雑に入っています。

クロツヤミノガの写真
細長いミノ

幼虫

クロツヤミノガの写真
あけてみると幼虫が
クロツヤミノガの写真
薄い黄色に黒い模様
クロツヤミノガの写真
横から
クロツヤミノガの写真
上から

分布や生息環境

本州から南西諸島まで見られるようです。
食草の幅が広いので色んな場所で見ることができます。

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ミノガ科まとめ 蓑蛾図鑑

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この記事を書いた人

村松佳優

昆虫写真家/講師/カメラマン/ムシミルの運営。

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カメラマンやイベント運営などに携わりながら、大学の講師やクリエイターの支援活動もし、次代の育成にも力を入れて活動しています!
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